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医療・ 福祉関係者向け第1回 ロービジョンケア講演会 |
日時
平成17年 6月4日 |
上江田 安彦氏 眼科医 Kinki-ビジョン・サポート顧問 |
講演の内容 |
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** 当日内容 ** KVS大阪の活動について― 活動方針とこれまで、そして、これからの活動内容 ―KVS大阪 代表 原田 敦史 医療関係者に望むこと― 40歳代女性 見えない・見えにくい私達からのメッセージ―KVS大阪 プラスの会 診療最前線のロービジョンケア 眼科医 上江田 安彦 |
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― 上江田先生講演内容抄録 ―
これまでのロービジョンケアの状態を3つに分けてみると、まずThe First Stageと は、ロービジョン者を出来るだけ早く、施設へ紹介した時代(主に視覚障害1,2 級)。それ以上の軽い視覚障害者には対応していなかった状態。ついでThe Second Stageでは、ロービジョン者(視覚0から健常者に比べて低下した人たちを含む)の 生活改善に、少しでも役立つようなグッズが次から次へと開発、実用化された状態。
今回、話題にするThe Third Stageは前の二つの stage(ハード)とは異なり、ソフ ト面の問題となる。これはロービジョン用の器具、グッヅなどがなくても可能で、大 切なものはロービジョン者に対する、きめ細かい気配りである。
診療最前線では、予診、検査の段階でロービジョンの状態をかなり把握できる。診 療後は検査結果、病状からさらに多くの情報が得られる。これにもとにして、生活で の不便さを聞き出し、少しでも軽減できるように工夫して、アドバイスする。これに はロービジョン者の会や団体の存在や活動、さらにはグッズなどについての知識を増 やすことが必要である。現在は生活様式が多様となり、視覚障害の程度や質に応じ て、きめ細かく対応しなければならない時代となっている。これにまず対応できるの が診療最前線で働くスタッフの皆様方であることを実感してほしい。
主催 Kinki−ビジョン・サポート大阪
共催 Kinki−ビジョン・サポート兵庫
後援 日本ライトハウス
講演会の様子は、医療・看護専門誌“眼科ケア”8月号に紹介されました。
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