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ICカードに思ったこと

 最近ピタパやイコカなどのICカードがだいぶ普及してきました。
最初は見えない・見えにくい人が改札に上手く接触できるかと心配していましたが、多くの見えにくい方は活用しているという話を聞きます。特にピタパでは最近、電車だけでなくスーパー等でも利用できるということで買い物に活用できることですから、小銭を出したり、お札を確認しづらい人には大変便利になってきました。今後も利用場面が増えてきてますます便利になってくるのでしょう。

 ただ本来の活用方法で、気になったことが一つ。
仕事柄あまり電車に乗らないので遅れているかもしれませんが、先日阪急の改札にICカード専用改札というのを見かけました。阪急では少し前から増えているようですが、昨日は初めてJRでも同じような専用改札がありました(私が見たのは時間を区切った実験的なもののようでしたが)。この専用改札、切符を利用している見えない・見えにくい人は困るだろうなぁと、何せIC専用改札は切符を入れるところがありませんから、ICカードを知らないと「切符を入れるところがない!」と驚いて何を間違ったかも分からないかもしれません。専用改札は、目立つように表示してあり、それなりに見える人には分かるようにはしていますが、ぼっーとしていれば見える人も間違って通ろうとするでしょう。この辺りはちょっと様子を見ていく必要がありそうです。

 ところで、このカード普及しているといっても見えない・見えにくい人にどれくらい普及しているのでしょうか。雰囲気としてはそれほど普及していない感じがあります。使い勝手を知らない人も多いでしょうから、今後は歩行訓練の中でICカードの利用法も説明していく必要があるなと思った一日でした。
by 原田  

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