眼が悪くなってパソコンを使える様になった
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私は古希を過ぎたばかりの視覚障害者2級です。
65歳で会社を辞めるまでパソコンを触った
ことがありませんでした。
まして小さい字が読みづらくなってからパソコンを
使える筈が無いと諦めておりました。
いざ会社勤務から開放されこれから人生を楽しもう
と思った直後より視力が落ち視野狭窄が進み
夕方には見えにくくなり明日にも失明するのでは
無いかと思い続ける毎日が始まりました。
病院には通っていましたが「見えにくい人」関連の情報が
全く無くどうして生きて行ったらいのかと不安の
どん底に突き落とされました。
そんなある朝NHKのラジオで視覚障害者用補助器具
の展示会の情報を知りJRPSの会員と知り合い
日本ライトハウスに入所して音声パソコンを教えて頂きました。
そのお陰で仲間が増え、テープ情報、KVSサロン
KVS講座などを通じて次々と情報入手が出来るように
なり考えられないほど元気になりました。
このお粗末な私の体験を情報が少なくてお困りの
見えにくい方にお伝えしたいと考えるようになりました。
あの日NHKラジオの情報をたまたま聞いて行動を
起こさなかったらどうなっていたかと今思い出しますと
恐ろしくなります。
「見えにくい人」仲間同士では何の遠慮もなく腹を割って
お話ができます。
一人でも多くの見えにくい方々と情報交換して
お互いに助け合って生きて行きたいと念願しております。
田中 務
(06/3/30)